11月27日の日記

最近思うこと。
シルバー人材センターというものがあります。
名称は違うのかも知れませんが、この手のものはおそらく全国にあるのでしょう。

うちの会社の話になりますが、ここからの斡旋だと、（常勤だと）800-900円程度の時給です。
で、どんな人が来てるかというと･･･どこかで見たことあるような･･･というか、定年退職者ばかりではないか！
家にいても暇だし、孫のこづかいとかパチンコ代とかになるから気楽に働いている、というわけで。
最高は75歳位（年齢不詳）うちの事業所が出来た時を知っている唯一の人。
先日足の甲を骨折してるのに気づかず、仕事してたという剛のものです。（さすがに後日手術しましたが）
一応正社員と差をつけるために勤務時間が最高７時間となっているので、6000円くらいの日給、120000円位の月給
では正社員は？此方は書くわけには行きませんが、初任給でも200000円とかになります。
で、どちらが仕事が出来るか？そんなもん比較にもならない。
最低でも入社5年くらいはしないとシルバー人材センターの方には届きません。
かろうじて勝てる点は「健康、体力」くらいかな？これもややあやしいですが。

私自身が組合の役員やってるから、ある程度把握してるのだけど、
実際新入社員では辞めていく人も結構いる。
社員採用せずに、シルバーを適当に雇ってた方が利益になるのが現実。
そして、ある意味当然なのですが、
定年退職後、元の会社からしばらく仕事できないかと聞かれれば、
（給料が大差なければ）こちらを此方を選ぶでしょうね。私でもそうします。おそらく。

でも、これでは結局先細りになっていく。
新入社員の定着率の正確なデーターは書きませんが、
これから考えると、何十年かあとには従業員は１／５くらいになる計算。

足りない分は派遣社員？おそらく法的に制限されていくでしょう。
そもそも５年仕事してる派遣社員では法律的にも正社員になってるはず。
それをしないならば首を切っている、言い換えれば戦力には永久にならない。

別の見方だけど、どうがんばっても彼らでは、今あるものをそのまま製造し続けるだけで、発展性を求めるのは無理。
そんなものはいずれ海外にとられます。この点でも戦力とは呼びにくい。

ではどうするのか？いずれ会社清算か？さすがにそれは考えてないとは思うのだけど。

日本の人件費が高すぎるのか？
それに対する答えはわざと変な言葉使うけど「高いものをつくる」しかない。
それには「戦力」がいる･･･繰り返しになっていくだけか。

でも、確実にいえるのは。
全く将来を考えず、今だけなんとかすればいい、とか考えてる経営者だと大変だわ。